2024-08-14 大阪大学 坂口悠介先生が慢性腎臓病の食事療法について解説 Webメディア「パワーアップ!食と健康」を8/14(水)配信 |
当社が運営する、医師が執筆するWebメディア「パワーアップ!食と健康 (第35回)」を、8月14日(水)に掲載いたします。 当社は、低栄養やフレイル・サルコペニアのリスクが高まる高齢期の食生活について医師が解説する「パワーアップ!食と健康」を運営しております。 第35回は大阪大学大学院医学系研究科の坂口悠介先生に慢性腎臓病の食事療法やフレイル・サルコペニアとの関係を解説いただきました。坂口先生は腎臓内科学について研究されており、透析患者の身体活動量と生命予後の関連性や、マグネシウムによるリンの毒性制御など多数の論文を発表されています。 第35回 慢性腎臓病と食事療法 慢性腎臓病は、心臓病や脳卒中、骨折、サルコペニアの発症リスクを高め健康寿命を短縮するため、定期的な受診と早期治療が重要であるといわれています。今回は薬物療法と食事療法のポイントを紹介いただきました。 薬物療法は症状が進行すると効果が限定的になってしまいます。そのため、適切な時期に開始することを推奨されています。 食事療法は塩分制限とたんぱく制限が基本ですが、過度な制限は低栄養やフレイル・サルコペニアのリスクを高めます。そのため、栄養状態などを踏まえて、個別に対応することが重要であると述べています。また、植物性たんぱく質の摂取量が多い人ほど、フレイルや慢性腎臓病になりにくいという報告があるため、植物性たんぱく質の比率を高めることも提案されています。 ■「パワーアップ!食と健康」の概要 更新日:毎月2回(第2・第4水曜日) 次回は2024年8月28日(水) 13時 https://powerup.mealtime.jp |